高分子材料のイメージ画像

架橋剤

VS-B

高いUV硬化性 水溶性

プラスチックをつくる

光でかためる

VS-Bは2官能のビニルスルホニル基を有する富士フイルム独自の新規架橋剤です。水溶性を有しており水系の硬化材料として使用できます。ラジカル重合の他、アミンなどの塩基を使用しても重合できます。

VS-Bの構造式
化学名 N,N'- Ethylenebis [2-(vinylsulfonyl) acetamide]
化学式 C10H16N2O6S2
CAS RN® 66710-66-5
分子量 324.37

物性

外 観 白~淡黄色顆粒
融 点 160 - 164℃
易溶溶剤 DMF、NMP
水溶性 10℃ 0.5wt%
20℃ 1wt%
30℃ 1.5wt%
保存条件 直射日光を避け、冷蔵庫(10°C以下)で密閉して保管してください

関連法規・安全性

消防法 非該当
毒物及び劇物取締法 非該当
化審法 2-3222
安衛法 2-(6)-1095
変異原性 微生物を用いる変異原性試験 陰性
経口毒性(LD50 マウス 75,000 mg/kg
TSCA Not Listed
EINECS Listed
REACH Not Listed

特徴

1. 水溶性のため水系組成物に適用可能

  • 有機溶剤の使用量を減らせるため、環境負荷が低減できます。

2. 選べる2種類の重合方法

  • ラジカル重合
    ビニルスルホニル基に由来するラジカル重合性を有しています。アクリレートなどの重合性化合物と混合しても使用できます。
  • アニオン重合
    アミンなどの塩基触媒が存在すると本化合物が単独で重合します。ラジカル重合に比べ反応速度が遅いため、重合温度を変えることで重合速度を調節できます。本硬化系は酸素阻害がないため失活しにくく、ラジカル重合で硬化しきれなかった樹脂表面や影部・暗部を追加で硬化できます。

性能比較

ビニルスルホン化合物 ラジカル
硬化
水溶性 触媒量の
塩基による
硬化
Divinyl Sulfone × ×
1,3-Bis(ethenylsulfonyl)-2-propanol ×
VS-B and VS-C
VS-C / DMF溶液 → DBU (触媒量)→ 瞬間的にゲル化(様々な塩基が触媒として機能)