ソルトレラ®Neo
(耐塩増粘剤)
ソルトレラ®Neoの化粧品原料としてのご提供は令和6年3月末をもって終了しました。本件に関する詳細は、こちらをご覧ください。
多価の金属イオンに強く、チキソトロピー性をもつ合成系の増粘剤です。ミネラルなどの電解質を含む機能性化粧品に柔軟な配合が可能になります。従来の耐塩増粘剤は天然系だとべとつき、合成系でもMg2+のような金属イオンでは減粘してしまいますが、ソルトレラ®Neoでは「粘り」を保持でき、かつ、チキソトロピー性が付与できます。ソルトレラ®Neoを使うと、水溶性ビタミンC誘導体を高配合したゲルも作製できます。
- 種々のイオンを添加することで高い粘度を発現
- 部外品相当の多量の塩を加えても透明性のあるジェルが作れます
- チキソトロピー性を保持し、みずみずしい使用感
- エコフレンドリー※な溶媒を使用
| 品名(略号) | ソルトレラ®Neo |
|---|---|
| 日本化粧品成分表示名 | (アクリル酸/メタクリル酸ラウリル/メタクリル酸イソデシル) クロスポリマー |
| INCI(国際化粧品成分名) | Acrylic Acid/Lauryl Methacrylate/Isodecyl Methacrylate Crosspolymer |
| 医薬部外品表示名称 | アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 |
金属イオン濃度と粘度の関係
通常、増粘剤として使用されるポリマーの多くは、金属イオンの添加により減粘してしまいます。それに対し、ソルトレラ®Neoは、金属イオンの添加により粘度を発現させることができます。
粘度測定条件 粘度計:B型 ローターNo.:4 回転数:3rpm 温度:20℃
増粘液の保存安定性
ソルトレラ®Neoによる増粘液は、25℃ではほとんど粘度変化がなく、40℃では約90%の粘度を維持できます。

Sample: ソルトレラ®Neo 1%/リン酸L-アスコルビルMg 2%/pH 7~8(NaOH中和)
粘度測定条件 粘度計:B型 ローターNo.:4 回転数:30rpm 温度:20℃
外観
透明性の高いゲルを形成します
1%ソルトレラ®Neo水溶液に対し、リン酸L-アスコルビルMgを下記濃度で添加
左:2%、中央:3%、右:4%
物性
| 外 観 | 形状:粉末 色:白色 |
|---|---|
| 溶解性 | 水、アルコール類:やや溶けやすい アセトン:ほとんど溶けない DMSO:やや溶けにくい |
| 保存条件 | 冷暗所にて20℃以下、密閉保存 |
| 包装形態 | - |
関連法規・安全性
| 消防法 | 非該当 |
|---|---|
| 毒物及び劇物取締法 | 非該当 |
| 化審法 | 新規化学物質 |
| 安衛法 | 既存化学物質 |
| 変異原性 | 陰性(Ames試験) |
| 安全性試験 (動物代替法) |
取得中 |
| TSCA | - |
| EINECS | - |
| REACH | - |
規格
- 外原規適合