化成品受託のイメージ画像

フロー合成による課題解決事例

光ハロゲン化反応の製造効率改善

概要

光ハロゲン化反応へのフロー合成法の適用により、副生成物を 22%から 3%へ低減し、目的物収率 90%を達成。 さらに、トンオーダー製造への展開が可能なスケール適性を確認。

課題

バッチ法による光反応では、スケールアップに伴い反応液の層が厚くなるため、反応液内部に光が十分に届かない領域が増加(光照射効率が低下)します。 その結果、光の照射時間が延び、スケールが大きくなるほど生産効率が悪くなることが課題でした。

当社での検討

フロー合成は流路が細く、反応液全体に均一な光照射が可能なため、光反応の効率的なスケールアップが可能です。

さらに当社では、光照射分布と流動状態をシミュレーションにより可視化し、それに基づく反応器設計を行うことで、照射効率の向上と均一な送液を両立しました。

光ハロゲン化反応フローのイメージ図

課題に対する成果

当社独自の設計により、反応時間の大幅短縮と生産効率の飛躍的向上を実現し、トンオーダー製造への展開が可能なスケール適性を確認しました。

また、光照射の均一化により過反応が抑制され、副生成物は22%から 3%へ低減目的物収率 90%を達成しました。

方式 反応時間 目的物 副生成物
バッチ方式 30分 60% 22%
フロー方式 1分 90% 3%

本事例のポイント

  • フロー合成による光照射の均一化で、効率的な光反応スケールアップを実現
  • 反応時間の大幅短縮と生産性向上により、トンオーダー製造にも対応可能なプロセスを構築
  • 副生成物を 22%→3%へ低減し、目的物収率 90%を達成する高選択的プロセス