当社は極低温域での反応装置として、60LSUS釜と1000LGL釜を保有しております。いずれもジャケットによる冷却システムを採用しており、コンタミネーションの心配はありません。1000LGL釜は、-80℃から130℃までの内温に対応できるマルチプラントタイプとなっております。更により安全で特徴的な反応ができるフローリアクターも保有しており、極低温域での反応を安全にかつマイルドに実施した実績もございます。
設備概要
1)試作機
・容量と材質:60LSUS
・冷媒:液体窒素
2)生産機
・容量と材質:1000LGL
・冷媒:オイル(液体窒素による二次冷却方式)
![極低温域での反応に用いる生産機の写真](https://specchem-wako.fujifilm.com/jp/cms_admin/wp-content/uploads/2020/03/hannnou_01.jpg)
3)フローリアクター
・材質:SUS
![フローリアクターの写真](https://specchem-wako.fujifilm.com/jp/cms_admin/wp-content/uploads/2020/03/hannnou_02.png)
対応可能な反応例
・ボロン酸合成
![ボロン酸合成](https://specchem-wako.fujifilm.com/jp/cms_admin/wp-content/uploads/2020/03/hannnou_boronicacid.png)
![DIBAL還元](https://specchem-wako.fujifilm.com/jp/cms_admin/wp-content/uploads/2020/03/hannnou_DIBAL-H.png)
![Corey-Fuchs反応](https://specchem-wako.fujifilm.com/jp/cms_admin/wp-content/uploads/2020/03/hannnou_Corey-Fuchs.png)