当社は極低温域での反応装置として、60LSUS釜と1000LGL釜を保有しております。いずれもジャケットによる冷却システムを採用しており、コンタミネーションの心配はありません。1000LGL釜は、-80℃から130℃までの内温に対応できるマルチプラントタイプとなっております。更により安全で特徴的な反応ができるフローリアクターも保有しており、極低温域での反応を安全にかつマイルドに実施した実績もございます。

四酸化オスミウムは、アルケン類から cis-1,2-ジオールへと変換する重要な酸化剤です。この合成プロセスをスケールアップする際には四酸化オスミウムの毒性、およびオスミウム廃液が問題となります。当社では、この毒性の強いオスミウムを厳重に管理することで、安全かつ効率的な製造を実現しました。